児島
茅原悠紀が地元児島のGI初制覇/児島中国地区選手権競走
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児島
クラシック出場権をかけた最後の戦い/中国地区選手権競走
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今大会は地元岡山勢が23人、広島勢は18人、山口勢が11人というメンバー構成。地区選は3月のSGボートレースクラシック出場権をかけた最後の戦いでもある。今節出場メンバーでクラシックの出場権を持つのは、マスターズを制した上平真二、周年記念Vを飾った船岡洋一郎と渡邉和将、GⅡ優勝の佐々木完太、一般戦V5の吉田拡郎と大峯豊だ。意外なことに、SG常連の茅原悠紀、辻栄蔵、前本泰和は出場権を持っていない。昨年の地区選覇者・寺田祥も今年のクラシック出場権はなし。岡山勢は地元開催の地区選V、クラシック出場、地元開催のオーシャンカップ出場とそれぞれの目標に向かって今節に臨む。
一般戦V5の吉田は昨年当地でV2。大峯は7月当地で優勝後、スパートをかけて22年後半にV3を飾った。大峯の優勝にはもうひとつのエピソードがある。大峯が7月に優勝したエンジンはその後、お盆に齋藤真之が乗り継ぎ抜群の回り足。途中追加の泉啓文も好成績。ノーハンマーで乗り継がれ、GⅡのMB大賞では田中信一郎がノーハンマーを貫いて優勝。5年ぶりのクラシック出場権を勝ち取った。大峯は「僕が優勝したあと、良くなったらしいね。田中信一郎さんに会った時、お礼を言われたよ」とサラリ。7月まで優勝1回だった大峯の分岐点は7月の当地V。ペラはその直後から当たりに当たった。大峯は2010年12月の中国地区選でGI初優勝。その舞台は当地だった。今節は東本勝利が優勝戦2着の32号機を引き当て、「悪いところがない。ペラも自分に近いし、児島も大好き」とニヤリ。今節も好相性ぶりを見せつけそうだ。
シリーズのカギを握る存在となるのは西島義則だ。61歳の今も高い1着率を誇り、通算2901勝で当地入り。「あと99もあるわ」と言っていたが、年内の3000勝達成を視野に入れていることは確かだ。2優出の好素性機にニッコリかと思いきや、特訓後は鬼の形相でペラ調整室へ直行。「行き足が全然ない」と自分向きに叩き変えていた。西島の32号機の素性は間違いなくいい。この両者が対決する10R、堀之内紀代子がチルト3度で挑む11R、茅原が1号艇のドリーム戦。初日終盤3レースは見どころ満載だ。
