長嶋万記など予選通過者が準優勝戦へ意気込む

海響ドリームナイターのボートレース下関「日本スポーツエージェントカップ 男女W優勝戦」は4日、男女それぞれの準優をメインに5日目を開催する。

8Rは男子予選2位の西山貴浩の逃げが中心。威張れる足ではないが、1コースの信頼度は抜群に高い。舟足の評価については「出足はいいしターン回りは悪くない。ただ、伸びがなさすぎる。これではきつい。初日から気付いていたが、篠崎仁志とは足の差を感じる」とコメント。

9Rは女子予選2位の向井美鈴が気合のイン戦を決めるとみるが、新ペラに換わり足はややダウンか。「新ペラになって、前半は合っていなくて押し感がなくて体感も良くなかった。終わってからペラをやっている。2日目の前半が一番良かった。その時は押す感じがあった」。いい状態に戻ればいいが。

10Rは男子予選トップ通過の篠崎が貫禄のイン戦を披露するとみるが、低調機で足は平凡。「出足がない。伸びもいいわけではない。トータルで見て普通。いろいろやっているんだけど。ペラで出足をしっかりさせたい。スタートは難しい」。本体にパワーはないが、スピードでカバーしている印象。チルト3で伸びる稗田聖也がいるだけに、波乱も。その稗田は「伸びてるし、足は言うことない。みんなが伸び型にしてきた3日目後半でもまくれているので自信がついた。全速でスタート行ければ全部、まくれてる。優勝戦に乗れば何枠でもチャンスがあると思うので、楽しみがある。とにかくスタートだけですね」と足に自信を持つ。

11Rは女子予選トップ通過の長嶋万記が不動の軸。「出足、ターン回りはいい。伸びは上がいる。伸びを求めるとおかしくなるのでこれをキープ。スローからのスタートは大丈夫だと思う」と強調していた。平山智加は低調機に苦戦していたが、整備で舟足は急上昇。「キャリアボデーを換えて劇的に良くなっています。これならレースに参加できます。どっちの足も良くなっています。明らかに伸びが良くなって伸びはいい方かも。回り足も悪くないです。こんなことはないですね。すごく良くなりました」。11Rは6号艇だが、3着までに入れば優出できる。大外でも軽視はできない。