当地のエンジンは11月14日が初使用で、今節はまだ7節目。ほとんどのエンジンがまだ3~4節しか使用されておらず、まだエース機と呼べるエンジンは出現していないものの、エース機候補は何基かある。順に紹介していこう。
2節前の正月戦でB級の
柴田朋哉が節一パワーで準優勝。その前に乗った
阿波勝哉の特殊ペラがベースだが、伸びだけではなくレース足もいい。
(A+)38号機…馬場貴也
B級選手が4人乗り継いで2連対率が40%を超えている。2人目の
抹香雄三と正月戦の
松尾基成は節一クラスの動き。スリット前後の足が特に目立つが全体的にいい。
初使用で
井手良太が優出し、正月戦では
原田才一郎がトップ級の動きで優出。直前節では
笠原亮が手にしたが、エンジン出過ぎで1走目にF。しかしF後も抜群のレース足を披露し続けた。
(A+)12号機…篠崎仁志
初使用は重量級の
林恵祐だったが、体重ハンデをはね返す抜群の行き足を披露。2人目はA1級の
谷野錬志が乗って当然のように優勝した。正月戦の
岡村将也は乗り心地の悪さに手こずったが足自体は好感触だった。
(A+出足型)40号機…和田兼輔
初使用の
谷村一哉はオール2連対で準優勝し、続く
北川潤二も準優勝。正月戦の
村上純は優出こそ逃したが、深い進入からでも伸び返す行き足を披露した。
(A)19号機…椎名豊
A級が3人乗って
岡村慶太と
秋元哲が共にトップ級の仕上がりで優出。全体的にいいバランス型。
浦上拓也、
田路朋史、
大神康司の3人が乗っていずれも上位の足。特に田路の時は抜群のレース足で節一級だった。
初使用の
岡崎恭裕が上位足で準優勝。辛口評価が多い
白水勝也も乗り心地以外に不満を言わなかった。本体は間違いなくいい。
2人目の
菅章哉はいつもの伸びペラで出足まで良かった。初使用の
篠田優也も「パワーを感じる」と本体を絶賛。
3人目の
別府昌樹の時だけ平凡だったが、それ以外の4人はいずれも上位か上位に近い足。直前節では
麻生慎介が優勝。
(A)37号機…加藤翔馬
松尾充と正月戦の
柴田直哉が抜群のレース足を誇った。
渡修平もペラが合った時は「前に進む」と出足の良さを強調。
Fに散ったが
武重雄介が抜群の行き足を披露した以外にも、引退節だった
山口俊英が上位の出足。直前節では
杉山裕也が優出。
乗った5人中、3人はB級だったが、その3人も文句なしの上位パワー。A+にしてもいいくらいの素性の良さがある。
(A↓)7号機…毒島誠
初使用の
山崎郡が優勝し、本体を絶賛。次の
今村暢孝も上位パワーだったが、3人目の
角浜修の時に新ペラに換わり、威力は半減したかもしれない。
(A↓)42号機…羽野直也
伸び型でエース機候補の筆頭と思われていたが、正月戦で
山口修路が出足型のペラにしてから伸びは目立たなくなった。ペラ巧者が乗れば、よみがえる可能性はある。