秋山直之が5連勝で予選をフィニッシュ

3日目終了時点で得点率トップに立っていた秋山直之は4日目も抜きと逃げを決め、5連勝で予選をフィニッシュ。堂々のトップ通過で準優1枠をゲットした。「足は普通だが違和感はない」というコメント以上に出足、回り足が仕上がっており、1Mで2番手以下でも2M以降で圧巻の逆転劇を繰り返している。準優12Rもスピード逃走に期待だ。

そして秋山とともに快速を誇ってシリーズを牽引した飛田江己は4日目5R、1Mで転覆した松井友汰の艇と接触して5着に敗れた。後半9Rのイン戦はきっちり制したものの4日目に連勝を挙げた柳橋宏紀と得点、着位数が並びタイム差で準優1枠を柳橋に明け渡す格好となった。

柳橋の方も行き足関係が仕上がり初日後半以降はオール2連対の活躍。「レース足が抜群」とコメントも軽快で準優11Rも逃げ決着が濃厚だ。

なお、事故の影響が気になる飛田だが後半のレース後に「ペラも大丈夫だしボートだけ換わったが足は落ちていないと思う」と気配に変化はない様子だった。

他には出足関係を上積みさせた浅見宗孝も「伸びは負けるかもしれないがバランス型でいい」と調整は順調。一方でエース39号機の村越篤は「いい時の江戸川の感じじゃない。ペラが全く好みでない伸び仕様なんですよ」とこちらは調整に課題を残す。

そして地元の期待を背負う斎藤仁、大池佑来の両名はいずれも準優では劣勢な足。斎藤は「上位にしないといけない。ペラをやります」と話し、大池は「もう一回、整備士さんと相談してできることはやります」と、それぞれ諦めずに良化を模索する構えで直前気配には注意したい。