強豪を抑えて佐藤悠が予選トップ通過

予選2日間は強い向い風コンディションで、1Rから安定板を装着して行われた。そんな厳しい状況の中、佐藤悠が無傷の3連勝で予選トップ通過を決めた。2日目の6枠戦はチルト2を投入。6コースからグイグイ伸び、1マークはまくり差しで突き抜けた。「チルト2度は伸びるけど、出足がない。でも、取り付けを変えて反応があるので、エンジンはいい。初日はマイナスで全体に悪くなかった。明日はチルト下げてペラも内用にする」と、勝負のイン戦を踏まえて初日の出足セッティングで挑む。準優10Rのイン戦は注目だ。

前本泰和が2日目連勝、赤岩善生が1、2着でともに準優1枠をゲットに成功。「足合わせしてないし、安定板が付いてるので何とも言えない。そんなに悪い足じゃなと思うけど、現状で足がどのぐらいか比較は分からない。乗り心地はちょっと重たい」は前本。赤岩は、「前本選手に前検よりも行き足が良くなっているね、と言われた。エンジンの整備はしたし、ペラも調整して焼きを入れたので、もう微調整だけ。舟足は全体にいいままで、あとはギヤの点検をするぐらい」と語った。

菊地孝平も2日目連勝で都合3勝をマーク。それでも、「まだ合ってない。Sも分かってない。ターン回りが合ってなくて乗りづらい。水に負けてる感じ。直線は普通。安定板は別にして、ペラはイメージして叩いてある。それがはまるかどうかですね」と水面状況が改善する3日目の変わり身に期待だ。

転覆の減点をはね除け予選突破を果たした北川潤二にも注目。「レースがしやすいし、出足や行き足が良さそう。安定板が付いていてもSがいける。外れた場合はどうかだけど、Sしっかりいきたい」と意気込む。コース取りから動いてきそうだが、近況の成績からも軽視はできない存在だ。