松村敏が予選を首位でクリア

GⅢ「長府製作所杯」は23日、準優勝戦をメインに5日目を開催する。準優9Rは予選3位の井上一輝が1号艇を獲得。予選のイン戦で逃げていないのがちょっと気がかりだが、今度こそ逃げて人気に応えるか。「3日目は良くなかったけど、前半は合わせられたと思う。行き足、グリップが良かった。合った状態なら中間速もいい。2コースが得意ではないので準優は1号艇で良かったですね」と話していた。

準優10Rは予選を2位でクリアした鈴木勝博が大本命。「トータルで見ていいと言えるにはもうちょっとかな。ペラをやってスリット近辺や直線は良くなった。ただ、直線の音や体感に違和感がある。ターン回りは少し落ちたかもしれない。違和感を取るためにペラ調整は考えたい」と自身の舟足について評価はやや辛口だが、中の上は十分。

準優11Rは予選を首位でクリアした松村敏が不動の軸。エンジンの仕上がりは抜群ではないが、インから持ち味のスタート力を発揮して押し切る。「足は中堅くらい。着ほどの感じではなくて、こぢんまりとまとまっている。乗り心地はまあまあ。そこは気に入っている。風もあったけど、起こしで初めてブルが入ったりした。スタートも3日目までよりはしづらかった」と言うが、インなら逃げ十分だ。

準優に乗れなかったメンバーの中では佐藤駿介、出畑孝典、山一鉄也、林祐介、下河誉史は準優組が相手でも十分レースできる舟足で、佐藤は4日目にAランク機の前原大道に競り勝つなどレース足は抜群に良かった。出畑は「ちょっと合わせるのが遅かったが、どっちの足も中の上で問題ない」とペラに正解を出した様だ。