準優で唯一逃げた山崎郡が優勝戦1号艇

「血液型A型B型集結バトル！第6回auじぶん銀行賞」5日目。準優は1枠勢が10Rで馬袋義則が2着、11Rで山谷央が5着に敗れるまさかの波乱。ただ最終12Rの山崎郡はきっちり逃げて優勝戦1枠へ。「悪くはないですけど、今の感じは合っていないですね。いいエンジンだしポテンシャルはあるけど、自分が足を引っ張っていて引き出せていない。その中でも足はそれなりに来ていて、全体にいいと思う。あとは僕がどれだけ引き出せるか。スタートは早いしチグハグですね。見え方は合っているけど、結果が伴っていない。(当地は初優勝している)験のいい水面だし、多摩川でもう1回優勝したいです」と機の仕上がりには少し不満気だが、V4へ信頼度高めのイン戦でチャレンジする。

【準優10R】
進入は12カド3456。盛本真輔が3カドの奇襲。スタートはインの馬袋がコンマ26まさかのドカ遅れ。1Mは2コースから里岡右貴が握って出るが、これに馬袋が抵抗。3、4コースから盛本、待鳥雄紀が切り込む。盛本は2Mも先頭でクリアして白星。しかし待鳥は2Mやや艇が暴れ、イン立て直した馬袋が2着とした。

【準優11R】
進入は西田靖に伊藤誠二が前付け敢行。山谷は応戦し165カド234。スタートは山谷はインで無念の立ち遅れ。先手を取ったのは2コースからまくった西田だったが、角度がつかず流れる。切り込んだ柘植政浩、尾上雅也で決着となった。

【準優12R】
進入は枠なりの3対3。スタートはインから山崎がコンマ04のトップスタート。こうなればペースは当然山崎。1M先制で逃げて白星。まくり差した松山将吾は艇が泳ぎ、差した戸塚邦好が2着。

以上準優3戦の結果、優勝戦12Rメンバーは以下のとおりとなった。
【①山崎・②柘植・③盛本・④馬袋・⑤尾上・⑥戸塚】

山崎は直線系だが足も十分のレベル。仕掛けの精度も高く逃げ信頼度は高めだろう。相手は正直接戦だが、すんなりのさばき合いならテクで馬袋。回り足で柘植というムード。盛本は3カドもあるが、伸びはさほどだ。

優勝戦の出走表はこちら 多摩川12R