本多宏和が前検まずまずの手応え

今節のドリーム組は近況冴えない動きのエンジンばかりを引いてしまった。ドリーム1枠指名を受けた本多宏和も、前節は舟券絡みのなかった10号機だ。しかし、本多に暗さはなかった。「正月レース(優出)で乗ったエンジン。ほんの少しだけペラを叩いて、足は普通ぐらいありましたよ」と。その時とはペラも違う10号機だが、特訓での手応えは悪いものではなかったようだ。それでも早速仕事に取りかかる姿があった。「班の中での比較は分からない。前検日に普段は整備をしないが、ギヤの調整をする。明日(初日)乗ってからペラ調整をするか考える」と。上手く合わせられるか、調整力が問われるシリーズに。

ドリーム組で唯一明るいコメントだったのが吉田裕平。「班の中では足は普通だけど、ひとりで乗っている感じがいい。ターンの出口でここ最近になく進んでいる。体感はすごくいい。大きなことはせずに1回走ります」と。ドリーム戦は6枠でも侮れないか。

現行エンジンが使用されるのは今回を含めて残り2節。もちろん、上位エンジンはフル参戦だ。現エースと目される9号機を引いたのは一柳和孝。「本体の感じは良かったけれど、練習でぐいぐい出ていく感じではない。Sが合わなかった。それでも試運転の足は悪くなかった」と。煮え切らないところはあるが、このエンジンで動かないはずはない。

その他、上位機を引いたのは、60号機・松本浩貴、63号機・畔柳俊吾、43号機・市川美宏、6号機・飯山泰ら。舟券作戦ではこれらの選手はぜひとも注目を。