北野輝季が優勝戦の1号艇

得点率トップで準優を迎えた北野輝季は、コンマ11の好Sから堂々逃げ切った。優勝戦は予定通りに1号艇をゲット。「今はいい感じでいけた。昨日と今日の前半は調整を失敗してたけど、しっかり修正できた。かかってからターン頂点で押してるし、二の足のつながりもいい。起こしで鳴くこともないので、Sが安定していける」と機力もキッチリ仕上がった。「今の仕上がりでいけば何の不安もないけど、明日は雨の予報。でも、前節も雨の調整は対応できた」なら、優勝戦も大きく外すことはなさそう。「準優ぐらいのSがいけたら最高。気持ちが入り過ぎるとFしてしまうので、的確ないいSを決めたい」と気合も十分で、当地連続、今年4回目のVへ、最後も逃げを決めたい。

優勝戦一番乗りを決めた小山勉は、「今でも出足、回り足はいい。ただ、チルト0だと初動のかかりが浅い気がする。優勝戦はマイナスに下げて差し向きの足にする」と2コースを想定したレースをイメージ。狙い澄ました差しで逆転を目論む。

準優で4万円超えのビッグ配当を提供した金子和之は「小山さんにアドバイスをもらって、ペラを叩いて良かった。ターンがかかって押しているし、乗り心地がいい。スロー向きの足ですね」なら、この3号艇は絶好のポジションか。

地元勢からは吉田裕平と宮下元胤も勝ち上がり。「準優は1着を狙っていたので、Sで溜めすぎました。ペラの微調整だけで、足はいい。ターンで押している。今も回転は外していたけど、足は良かった。最初を思えば良くなっている。北野さんをやっつけたい」と話すのは吉田。一方、宮下も「エンジン自体が良く、舟足はいい。伸び系で出足とターン足も悪くない。基本このままでいいが、天候の変化に応じてペラの調整をする」と意欲的だった。

優勝戦の出走表はこちら 常滑12R