磯部誠
磯部誠

丸亀

賞金ランク17位の磯部誠が得点率首位浮上/丸亀京極賞

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3日目5Rの3周1Mは、ピット内で見ていた選手、報道陣の全員から「あ~っ!」という声が漏れた。まくり不発で道中5番手だった白井英治が、切り返し気味に上條暢嵩を抜きにいったところで接触。上條の4番手に変化はなかったが、白井のペラに何かあったようで大きく離された6番手でゴールした。最もVに近い存在と見られていただけに、このアクシデントは大きく響いた。

その白井にプレッシャーをかけていたのは磯部誠ではなかっただろうか。3日目前半4Rを、5コースからのまくり差しで勝って3勝目。1号艇以外の4走で3勝、2着1回はお見事で、6、5号艇の2走で勝っているところもさすがだ。「ペラ調整、ギヤケースの部品を換えて出足、つながりがすごく良くなった。伸びだけは一緒の人はいるけど」と話す。当地は4年前のこの大会でGI初優出。6号艇で3着と健闘した(優勝は濱野谷憲吾)。好相性の当地で、次は周年記念初優勝、GP出場に突き進みたい。

地元・香川勢は石丸海渡平山智加片岡雅裕の3人が得点率5位タイ。まだ2走の予選を残す片岡以外は、準優ボーダーが6.00なら当確を決めている。森高一真は現在20位。4日目3Rは6号艇だが、強気のコース取りから予選突破を狙う。このまま磯部が最後まで主役の座を守るか、はたまたドラマが起こるのか注目したい。