ドリーム1stは久田敏之が逃げ切り

初日のメインカード12R「ドリーム1st」は、1枠を活かした久田敏之がしっかり逃げ切り勝ち。2着は差した荒川健太が、飯山泰の追撃を封じて入線した。勝った久田は「ゾーンには入っているけどバチッと合ってる感じではないし、今も展示から首をかしげる感じだった。合ってないのはターンのところ。直線は人並みいっているけど、出て行くことはない。朝は重木輝彦と一緒だったけど、あれは別格だった。新しいペラの形も試してみます」と話す。少なくとも、初日12Rでは行き足付近で引けを取るような印象はなかった。

他のドリーム1st組では、後藤翔之と飯山の東京勢が機力に好印象。後藤は「めちゃ良かった。ターン回りは悪くないですよ。後ろを走っていても引き波を越える感じは良かったので。あとは自分の乗り方次第です。伸びはレースでは目立たないけど、試運転で勝つ人はいるので中堅上位です」と。飯山は「自分がレースを失敗しているけど、出足は少し重めでも直線系で中堅上位はあって、レースはできる足です」と、上位戦線で戦えそうな気配は備えている。

初日は2連対スタートの選手はなし。気になる2日目「ドリーム2nd」1枠の秦英悟は、初日4、3着。「今は合ってなかったですね。2Mはターンで漏れたところを突いた大谷直弘さんがうまかったと思います。合ってないのは直線系統がおかしかった。ターンは普通くらいはあると思います。やれることをやっていきます」と機力はエンジン2連対率なり。だが2日目は11月1日で、級別審査期間がリセットされる新期初日。F2の足かせが取れるのはいい材料と言えそうだ。