優勝戦絶好枠は後藤正宗がゲット

5日目。準優3番勝負は波乱成分多めとなった…。まずは10Rで1枠の渡邉英児が、仕掛け遅れで敗退。続く11Rは後藤正宗は逃げ切りに成功したが…。最終の12Rでは得点トップの杉山裕也がまさかの仕掛け負けで圏外に散った。V戦1枠は予選3位ではあったが後藤の手に転がり込んだ。ファイナルは今年V2、当地通算2回目の優勝をかけてチャレンジだ。

準優10Rは進入は枠なりの3対3。イン渡邉英だが、2コース速攻派の地元・若林将に対してコンマ21のスタートでは…厳しい。若林はコンマ11の仕掛けから1Mまくり勝負。これをジカ外からまくり差した仲口博崇がバック首位に立った。しかし…2Mはその仲口のターンが少し流れて、若林が差し返し逆転に成功した。

準優11Rは進入は枠なりの3対3。コンマ10のスタートでここは後藤が一気逃げ成功。2着は差した枝尾賢。枝尾は道中で後藤とラップに持ち込むなど、道中もいい足を使っている。ただ、逃げた後藤も上がりタイムは現行機レコードタイの1分47秒0と優秀だった。　

準優12Rは進入は枠なりの3対3。ここはスタートで波乱。イン杉山はコンマ18の仕掛け。対して2コース濱崎直矢はコンマ14だったが、S質がいいのかスリット後が伸びる。1Mは濱崎がまくり敢行。これに杉山が飛びついて両名は大流れ。差した桐本康臣が頭。最内を突いた中山雄太が、2周1Mで鮮やかな全速で岩崎正哉を仕留めて2着を確保した。

以上準優3戦の結果、優勝戦12Rメンバーは、後藤・若林・桐本・枝尾・仲口・中山。

仲口が進入どう出るのか。きつめに動く展開だと、中段が仕掛け屋の若林となる可能性が高くなり少々波乱の展開も予想される。ただ枠なりの形なら後藤で押し切れそうなムード。伸びる枝尾がカドで相手妙味か。ちなみに仲口は…スタート展示で動きを見せて、結局本番は枠なりの可能性もややありそうだ。