
児島
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20人のSGタイトルホルダーが出場したGI「児島キングカップ開設70周年記念競走」は気象条件同様に主役も日替わり。シリーズ序盤はWドリーム1号艇の白井英治と茅原悠紀が注目を集めたが、主役は一転二転。4日目11Rまでは石野貴之が得点率トップだったが、4日目12Rの直接対決で先着した松田祐季が1位で石野は2位。両者が準優で逃げを決め、優勝戦の1、2号艇に収まった。松田が手にした49号機は2連対率2位のエンジン。2連対率53%の58号機はやはり転覆で足落ちしたのか、谷村一哉は3日目以降目立たず準優も5着に終わった。機の素性通りの活躍とも言えるが、松田はシリーズを通してミスがなかった。2位の石野は2日目のドリームと4日目の12RでSを遅れ、3位通過の桐生順平は準優でインから2着。足の仕上がり、レース内容、シリーズの流れは全て松田が一番だ。
だが、児島周年V2の菊地孝平が優勝戦へ勝ち上がったことで、すんなりとは収まらない空気感が漂う。予選では目立たず、予選ラストの1号艇で勝負駆けをものにした菊地だが、準優はキラキラ輝くまくり差し。5号艇の黄色が黄金に見える走りっぷりで断然の存在感を発揮した。うつむいて引き上げてきた桐生とは対照的に、菊地はカメラのフラッシュを気持ち良さそうに浴びていた。レース直後に勝利者インタビューを行い、着替えを済ませて待ち構える報道陣の前に登場。全員を引きつけた状態で菊地タイムがスタートした。「児島に愛されている?そうですね」から始まり、「これ以上ない完璧なターン。引き波に一度も引っ掛からずまくり差せた。仕上がりは完璧。このままで優勝を狙えるチャンスは十二分にある」と明言した。11Rの石野は逃げて白星を飾り、菊地の勝ちタイム1分46秒5を上回る1分45秒8を記録。好タイムについて記者に質問を浴びせられると、「茅原悠紀なら42秒台を出す」とサラリとかわす。そんなSG覇者のプレッシャーにもひるまず、12Rの松田は逃げ切った。
当地ではここ2節、優勝戦でイン逃げが決まっていない。前節は奈須啓太がまくり差し、2節前は吉村正明が差しで優勝。いずれも3号艇が勝者となった。そのポジションに58周年、68周年の児島キングカップ覇者の菊地がいることが何かを暗示している気がする。準優直後は「1号艇のプレッシャーは全くない」とコメントした松田だが、果たしてSG覇者3人の圧に耐えられるか。GI初Vのヤングダービーと周年記念では1号艇の重みが違う。そんな松田にとって、ノンプレッシャーで超リラックス型の同期・是澤孝宏の存在は癒しになるはずだ。70周年の節目となる今大会のキャッチコピーは『語り継ぐ熱狂!』。勝つのは今最も勢いに乗る松田か。SG実績で勝る石野か。実績と当地の相性を併せ持つ菊地か。当地でSG制覇を成し遂げている桐生か。近畿ダービーに続くGIVを狙う是澤、クレバーな走りで低調機を補い優出を果たした山崎郡と好メンバーそろいの優勝戦は、今後に語り継がれる名勝負になることは間違いない。
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