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GI「児島キングカップ開設70周年記念」は予想外の展開が続いている。エンジン抽選段階では、好素性機の中でも高水準を保っている70号機を引き当てた桐生順平が有利と思われた。だが、桐生の反応はイマイチ。初日、地元の茅原悠紀が鮮やかすぎるまくり差しで連勝した際は、茅原が突っ走る姿しか思い浮かばなかった。選手間でも「きっと茅原が止まらない」の声が上がっていた。だが、2日目ドリームの1号艇だった茅原は2コースの田村隆信にまくられ、その後は足踏み状態。3日目まで石野貴之がシリーズをリードすることになった。6号艇の4日目7Rで石野が3着に粘り、12Rは2号艇。手堅くまとめて予選トップ通過と思われたが、12Rは2度目のS遅れて4着。5コースからスイスイ全速ターンの松田祐季が2着でゴールし、1位の座を射止めた。思えば予選で失敗がなかったのは松田だけ。2連対率上位機を乗りこなし、気づけば主役に躍り出ていた。松田は19年10月のSG「第66回ボートレースダービー」以来の当地参戦。当地ダービーでSG初優出を果たしているが、実は予選2位で準優1号艇も2着。同大会で1位は田村隆信で、田村はインで3着。3位の毒島誠だけが準優で逃げ切り、優勝戦1号艇でシリーズを制した。
GIやSGは一筋縄ではいかないもの。今回のように混戦であれば、なおさらどんでん返しがありそうな気がする。順当なら、準優はどのレースも1、2号艇で決着しそうだが、各レースの5号艇はいずれも5コースに強い印象。10Rの菊地孝平は当地周年V2の実績。11Rの辻栄蔵もさばき巧者だ。12Rは本来主役であるはずだった地元の茅原が5号艇。初日に見せた5コースからのまくり差しは、まさに茅原の真骨頂。4号艇の田村がまくる気満々なだけに、波乱の要素も十分だ。
茅原は4日目、抜群の展示タイムを出していたが2コースから5着で順位は12位タイ。吉田拡郎と田口節子がFに散り、またしても一人で地元の期待を背負うことになった。近年、岡山支部ではこの状態が続いているが、今回の茅原は何かが違う。いい意味で肩の力が抜けている。直前の尼崎周年でFを切り、気持ちの整理をして今大会に臨んでいるからかもしれない。予選を終え、ひとあし早く宿舎に帰る茅原が残した言葉はコレ。「複雑に考えず、シンプルに行きますよ。行ける範囲のスタートを行き、できる限りのターンで勝負する。シンプルが一番です」。役者がそろった準優の中でも、12Rは波乱含み。主役が一転二転した今大会。何かが起こりそうな予感がするが、果たして結末はいかに…。
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