仲谷颯仁が安定した走りで予選首位通過！

4日間の予選が終了。3日目まで得点率トップだった中田達也は、4日目前半の6枠で5着に敗れて一歩後退。地元の馬場剛も6枠で大敗を喫して準優1枠を逃す形となった。

トップ通過を決めたのは仲谷颯仁で、2位は井上忠政。ともにオール3連対と安定した走りを披露した。仲谷はスリット近辺の足を中心に良く、井上は回ってからの押しがお気に入り。仕上がりは万全で、実力も考えれば優出を外すことは考えにくい。中田と馬場も上位クラスの足になっており、2枠ならある程度戦いやすいはず。準優は堅い決着が有力か。

馬場以外の地元勢は久永祥平と内山峻輔が予選を突破した。久永は3日目までチルトの調整のみでペラには触っていなかったが、4日目は「自分の形にした」と作業に着手。これが当たって「乗りやすくなったし、足もバランスが取れて少しずついい」と感触が良くなった。昨年末の当地戦では、同じ準優3枠で4着と初優出に失敗。「リベンジしたいですね」と今度こそ初優出へと意気込んでいた。内山は正味中堅程度と足に余裕はないが、準優11Rは久永のジカ外。展開はありそうで、地元優出の可能性を残す。

実力者の吉川貴仁は「中堅か中堅の下」と仕上がりの自己評価は相変わらず辛め。だが、レースを見る限り序盤よりは気配が良くなっている。道中もしっかり乗りこなしており、準優レベルなら十分に勝負になりそうだ。