ボートレース江戸川

江戸川

冷静に差し抜けた吉川貴仁が優勝!!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

「スカパー!・JLC杯 ルーキーシリーズ第3戦」は節間を通して事故が連発。5日目までに10人が途中帰郷し、最終日も追加参戦の中村栄治が1走目で転覆し、品川二千翔畑田汰一を含めた3人が後半レースを欠場することになった。転覆整備をする整備士さん、ボート修理を行う方々なども作業の手が休まらず、さすがに苦笑いだった。

そんなサバイバルレースを勝ち抜いた6人によって争われた優勝戦。人気は準優を逃げ切って絶好枠を得た井上忠政に集まった。ただ、安定板装着の周回短縮で行われたレースは波乱の結果に。コンマ01のスタートから1M先マイを果たした井上だったが、ターンを漏らしたことにより内がガラ空きに。そこを冷静に差して抜け出したのが吉川貴仁。バック出口で先頭に立ち独走態勢を築いた。

まくり差した久永祥平、最内を差した馬場剛に井上を加えた3人による2番手争いは、2周1Mで外を回った馬場が制した。井上は3着。3連単は2万円の高配当決着となった。

優勝した吉川は昨年11月の蒲郡ルーキーシリーズ以来、通算4回目の優勝、当地は初制覇となった。今節は一貫して「普通」レベルの足だったが、乗り心地をしっかりとさせてターンマークを丁寧に回る冷静なレースが際立っていた。「エンジンがあまり出ていない中で優勝できたことは、自信と収穫になりました」と話した吉川。今後の目標はA1返り咲き。現在、勝率は7点に迫っており、当確といっても過言ではないだろう。