原豊土と吉永則雄が首位逆転！

「静岡朝日テレビ サンライズカップ」は2日目が終了。前夜の激しい雨はすっかり上がり、レース開催中はうっすらと日の光が差し込む時間もあって気象条件は初日よりも良好。1Rから激しい戦いが繰り広げられた。

番狂わせがあったのは7R。59号機の黒崎竜也が1号艇で3連勝の期待が高まっていたが、逃走に失敗しまさかの3着。敗因を問うと「ペラをやり過ぎてしまった」と。「ターンで流れていたし、これはやってはいけない調整なのだな」と反省してペラ小屋に直行。後半11Rではあの鋭い行き足が蘇り、4カドからスリットの時点で他艇を圧倒。一気にまくり切った。「伸びがいいし、出足も悪くない」と改めて機力を実感する。「3日目は気圧が上がるだろうし、微調整して行きます」。万全の態勢を敷いて、『快速みえ』が終点＝優勝戦までノンストップで勝ち抜くか!?

2日目を終えて得点率で黒崎を上回ったのは原豊土と吉永則雄だ。原は「早く握れるようにしたくて上げる調整した」と方向を定め、「グリップしたし、ターン回りがいい」と出足、回り足が強力。混戦に強い足に仕立てている。吉永は12R1回乗りでじっくりと調整に時間を割いたかと思いきや、「何もしていません。昼にラーメンを食べたくらい」とニヤリ。その12Rはインから危なげなく逃げ切り、「出足がいいし、展示タイムも出たから伸びもあります」と機力に自信を深める。「もうこのままステイですね」。逆転トップ通過へ、不動心で挑む構えだ。