黒崎竜也が期待通りの連勝発進！

「静岡朝日テレビサンライズカップ」が開幕した。レース中盤に雨が降り出し、風も冷たく感じられる中で初日のバトルが展開されたが、ドリーム戦1号艇の市川哲也にとっては泣き笑いの2走だった。初戦の8Rは大外から古場健也が勢い良く飛び出し、それに応戦するように3コースから全速旋回に出たが、古場と接触した際に振り込んで失速。そのまま競走に復帰できずに不完走失格。厳しい船出から再調整して臨んだドリーム戦は、インから先マイ。まくり差した赤坂俊輔を2Mで退け、浮上した森野正弘の猛追を振り切り押し切った。「ペラを調整して前検日からは雲泥の差。スタートが届いたし、いい足していた」と胸をなで下ろす。この勢いで残り2日の予選を乗り切りたい。

勢いなら、やはり59号機の黒崎竜也だろう。初戦は2号艇でピット離れであっさりインを奪って逃げ切り。後半の6号艇は逆にピット離れ不発で枠なりとなったが、スリットからの加速が鋭く、イン鈴木茂高の抵抗を冷静に対処してまくり差すなど、俊敏さもアピールした。「前検日は伸びるなって感じだけど、浜名湖で自分が叩く形があるのでね。そうしたら、あのピット離れでしょ。全速になるのが早いのがいい」と出足、行き足型にシフトチェンジ。早々に機力を引き出して連勝発進と思い通りの調整と結果に、ピットでの立ち居振る舞いは堂々たるものだ。