鈴木博と鳥飼眞が同率で首位に並ぶ！

「遠鉄アタック」は2日目が終了。低調機シリーズで調整に手を焼く中で、この日は朝から強い向い風が吹き続け、1Rから安定板を装着。さらに雨も降り出し、劣悪な条件でレースが展開された。序盤こそ、2Mの波が高くターンに難儀する展開で逆転劇が多発したが、徐々に風も収まり、銘柄級の登場もあって順当決着が増加。終わってみれば得点率上位にはA級選手の名がズラリと並んだ。

気象条件にかかわらず機力は節一の鈴木博と、2日目連勝を果たした鳥飼眞が同率で首位に並び、平本真之が3位、地元の坪井康晴が4位。鈴木は「外枠と固定戦だったから」と敢えてチルトを0.5度にはねて挑戦。前半戦こそまくり差しで1着としたが、後半は2コースから差し損ねて主導権争いに参加できなかった。それでも道中の追い上げは急で、先行する秋田健太郎をあっさりと捕らえて2着を確保し、改めて機力の違いを見せつけた。「0.5度だとターン回りが合ってないので、これからはマイナスで行きます」と今節はチルトの選択で最もいい状態を探しているが、いずれにしても節一の評価は揺るがない。

鳥飼、平本、坪井らも着実にパワーアップしており、持ち味を存分に発揮する中、機力劣勢を訴える笠原亮も奮闘して舟券に絡んでいる。「良く見て普通でしょう」と評価は変わらず辛いままだが、「乗りやすいし、今節ですごく出てるといえば鈴木さんくらいで少ないのが良かった」とハンドルワークで補っている印象だ。得点率は8.33で7位タイ。逆転優出へ地元の意地を見せたい。