地元の吉村誠が機力に大満足！

「創刊50周年記念中京スポーツもみじ杯」は2日目が終了。低勝率機が大半を占めるだけに機力の差で波乱を呼び込むシーンが見られた。4Rのランチタイム戦では、人気の加藤高史が6コースの加藤翔に敗れて高配当。「たまたまですよ」と謙遜する加藤翔だが、「今節はまだペラを叩いていないんですよ」とニヤリ。「出足がいいし、この成績ですからね。大きなことはしなくていいでしょう。ハンドルが軽く感じたので、ステアリングバーを換えてみる。外周りをやるくらいですね」と18号機を信頼している。得点率は9.00で2位タイと好位置につけており、地元での優出へ意欲は増すばかりだ。

近況は活発な8号機も2日目はインパクト十分だった。深尾巴恵は前半5Rのイン戦はスタートで立ち遅れて、1Mはまくりを仕掛けた木村恒一と大競りになり大敗。しかし後半10Rは4カド眞田英二の攻めに乗って全速ターン。同郷の先輩・亀山雅幸の猛追を振り切り、2着を守った。「エンジンは変わらずいいです。この足をキープするだけですよ」と笑顔を見せる。5Rでの不良航法で優出のチャンスは潰えたが、3日目も機力の援護で好走を演じたい。

得点率トップに立ったのは地元の吉村誠だ。2日目は全速差しとイン逃げで連勝をマーク。開口一番「仕上がりました」と、機力にも満足だ。「前操者の滝沢(芳行)さんは回転を上げる形に叩いていたけど、ぼくは回転を抑える調整にしている。足で気になる所はないし、出てますよ」と2連対率29％を覆す快速に仕立てた。「あとはメーカー機と比べてどうかな？」。3日目前半の6Rでは8号機の深尾に出足を強力に仕立てた福来剛との対戦が待っている。優勝戦1号艇ゲットへ気迫の攻めで圧倒したい。