浜名湖
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山田哲也の奇襲を退けた松下一也が久々の地元V!
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「サッポロビールカップ」は20日、優勝戦が行われた。
今節は低勝率機シリーズで機力優勢の伏兵陣が銘柄級の選手を圧倒するシーンが多々あり、5日目までの60レースで3連単万舟券が20本も出て、3ケタ配当はわずか2本と荒れに荒れた。一昨年に同タイトルを制した飯山泰をはじめ、加瀬智宏、石田章央がまさかの予選落ち。
準優勝戦は山田哲也、永瀬巧、松下一也の1号艇組が逃げて順当に優出したが、本吉正樹が作間章や福島勇樹らを抑えて2着で好配当を演出するなど、優勝戦進出を懸けた戦いも波乱があった。
最終日は11Rまでに万舟券3本。3Rで5万舟、11Rの選抜戦では6コースの柳田英明がスタート力を発揮して一気にまくり切って7万舟の超高配当となった。
混戦ムードを漂わせたまま優勝戦を迎えたが、絶好枠は地元の松下。2枠には伸びを中心に節一のパワーを有する永瀬が初優勝を狙う。進入は枠なりだが、3号艇の山田がカドに引いて奇襲をかける。それでもインの松下は唯一コンマ0台のトップスタートを切ると、永瀬を壁にして先マイ。1M握った山田は内から伸びてきた永瀬を2M再び全速ターンで退け、2番手を確保。焦点は永瀬と小野達哉による3着争いとなり、永瀬が2周2Mでターン失敗したが、抜群の機力で立て直し小野の追撃を振り切った。2連単1-3は320円で1番人気、3連単1-3-2は1400円で5番人気の決着。
松下は2007年1月以来となる久しぶりの地元Vにニッコリ。足は上位の仕上がりではなかったものの、ペラ調整で行き足、伸びを強化させて持ち味のS力を発揮。地の利も味方につけて今年初、通算10度目の栄冠をつかんだ。