前節の節イチエンジンは二橋学がゲット！

ハイレベルな県内戦「黒潮杯」の興奮冷めやらぬ中、「サッポロビールカップ」が15日から6日間の日程で行われる。前検日は晴天の下で滞りなく業務を終えたが、今回は低勝率機シリーズとあって前検練習後は景気のいいコメントがなかなか聞かれなかった。

ただ、今回も出場する黒潮杯の優出6基は客観的に見ても今節もシリーズを盛り上げる存在となりそう。中でも徳増秀樹が節一クラスに仕上げた33号機をゲットした二橋学は「風が吹いている割にはスタートが届いていたし、行き足は良さそう」と好感触。「いいといわれているエンジンだし、このまま乗ってみたい」と機力を全面的に信頼する構えだ。

有田岳は大場敏がバランス良く仕上げた46号機。ところが、スタート特訓を終えるまで優出機であったことを知らなかったようで、「機歴簿を見て初めて知った」と思わずニッコリ。その先入観がなくても「特訓で気になるところはなかったし、出足系は良さそうだった」と手応えを掴んでいた。

一方で伊藤将吉が優勝を飾った16号機で注目を集める栗原謙治は「そんな感じはしなかった」と意外な返答。「班で一緒くらいで、普通という感じだった」と感触はイマイチの様子。「このまま走ってみるけどね」と、実戦での感触を確かめてから調整に着手するようだ。

初日メインのドリーム戦では6艇とも低調機とのタッグとなり、山田哲也は「足合わせで松本(浩貴)さんに劣勢だったけど、特訓は悪くなかった」と機力は横並びの印象。1号艇を得た飯山泰は「班で下がることはないし、中堅はありそうです」と及第点。当地はV4の得意水面だけに、S力を発揮しての逃走劇で人気に応えたい。