吉田稔がパワーを発揮して初日好スタート！

「地区対抗第1戦！東海vs関東」が開幕した。前検日から気温が低下した初日は、強い追い風も吹いて逆転劇が多く見られた。

地元の主力・星栄爾にとっては波乱の一日に。初戦の4Rはシード戦の1枠で絶大な人気を集めていたが、内堀学のまくり強襲に屈して高配当を演出。更に不良航法による減点も喫して、早くも窮地に追い込まれた。レース後はすぐさまペラ小屋に直行。慌ただしく作業した後、後半12Rのドリーム戦は4カドから強まくり。杉山裕也の抵抗を振り切って白星を奪った。「伸び型にして少し伸びていく感じがあったし、悪くなかった」と上積みに成功。「まだ合ってはいないけど、2日目は合いそうな気がしています。優出の可能性は出てきたので、頑張ります」と前向きな姿勢を見せた。

星にまくられてしまった杉山だが、道中の追い上げ鋭く、2周2Mは鳥居塚孝博と石田章央による前競りを差して2着にジャンプアップした。「微調整しかしてないけど、行き足がいいのでスリット付近がいいですね。ピット離れも良かったし、ドリーム戦の中でも良かった」と胸を張る。

昨年の今頃、当地モーター初下ろしシリーズで62号機の威力を発揮した吉田稔は、今節も抽選運に恵まれた。前節の優出エンジン24号機を相棒に、初日は3、2着と好走。9Rの進入固定戦では2コースからグイッと出て先まくり。石渡鉄兵の先着は許したものの、前節優勝モーターの山本良一を競り落として2着を確保した。「ペラを片方だけやったけど、いい感じ。反応いいし、ターン足がしっかりしている。エンジンさまさまです」とニッコリだ。