三浦洋次朗、今井美亜がV戦1枠！

イン主導と思われた準優勝戦だったが、9Rの1枠・濱崎直矢はまさかのターンミスで3着。川上剛のまくり差しを許してしまった。テク上位の重成一人は2着に入り、何とかベスト6入り。ただ、レース直後は「テクだけで、足は全然ダメ」と。伸びは悪くないようだが、出足が良くない。加えてP離れも悪く、優勝戦は枠をキープできるか微妙なところ。

男子優勝戦の1号艇を手に入れたのは、予選トップ通過の三浦洋次朗。11Rのイン戦を速攻逃げで押し切り、デビュー初の優勝戦1号艇を手に入れた。「自分より格上の選手ばかりだし、優勝できるかどうか…」と謙遜するが、足の評価は出足、行き足と二重丸がつく。乗り心地が悪いのが気になる点だが、1M落ち着いて回れば、初優勝も見えてくる。

出足が仕上がった川上にとっても2コースはいい位置。さすがの調整力で凡機を立て直した点も評価できる。体感が上昇した大峯豊や、伸びはトップクラスの飯山晃三も一発を狙う。地元期待の濱崎は重成のピット離れ次第では4コースが見込める。S展示、本番と重成の動きに注目したいところだ。

女子は、今井美亜が危なげない走りで優勝戦の絶好枠をゲット。準優勝戦は「調整は合っていなかった」だが、それでも悪くない足。合えば「女子の中で一番」とコメントしているだけに、久々の優勝を決めそうだ。

地元の大豆生田蒼が2号艇。練習水面で、今節もスタートの切れは抜群。トップスタートで今井にプレッシャーがかけられれば、初優勝のチャンスも出てくる。4号艇の野田祥子も初優勝をかけた戦いになる。エンジン的には今井にも引けを取らないだけに、課題のスタートが決まれば侮れない。求めていた体感が上昇した中谷朋子も握れる位置なら大胆な攻めを見せてくれそう。日高逸子、瀧川千依も上位級の仕上がりだけに、軽視はできない。