上條暢嵩が人気に応えてV！！

S展示では動きがなく枠なりの3対3だったが、本番では地元の間野兼礼がコース取りで勝負に出た。インまで狙おうかという強引な前付けだ。それでもインは好枠・上條暢嵩が守った。進入は内から142カド356の順。間野は最も深い起こし位置からコンマ09のトップSを決めた。しかし、上條も11の踏み込み。1マークは上條がしっかり押し切った。差した間野は2番手まで。

ここ一番で気迫の勝負に出た間野はすごかったが、上條は少々潔くないシーンもみられた。待機行動では誰が見ても違反と分かるように舟を横へ前へと深い進入にならないようにしていた。当然違反は取られたが、優勝戦ではやり得としか言いようがない。まあ、人気に推されている以上、お客さんへ迷惑をかけてはいけないという思いがあるのだろうが…。