ボートレース浜名湖

浜名湖

平田忠則がイン死守から逃げてV!!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

前日から降り続いた雨は明け方には上がり、午後になると晴れ間も見えて気温も上昇。最終日は変わらず南よりの向かい風が吹いたが、内優勢の決着が多かった。優勝戦はすべてA1級による対決。しかも堤昇を除く5選手がドリーム組と、実力伯仲のメンバー構成となった。更に堤は今節、抜群のピット離れでインを奪っては逃げ切る場面も多々あり、誰もが「堤さんのピット離れ次第」と警戒。スタート展示から注目を集めた。

本番も展示と同じく堤が鋭く飛び出していったが、1号艇の平田忠則がすかさず艇をクルリと向けてインを主張。堤は2コースに構え、2号艇の山田雄太が3コース。3号艇の守田俊介が4コースのカドで、4号艇・三角哲男、6号艇・赤坂俊輔と続いて3対3の進入。展示よりやや深くなった平田だが、起こしからスムーズに進んでスリットはほぼ横並び。カドから守田がダッシュ分でのぞく形となってまくりに出るも、山田雄が抵抗したため差しにチェンジ。その隙に平田が先マイからバックで一気に抜け出し、逃走態勢に持ち込んだ。堤は一番差しも横に流れて後退。山田雄は行き場を失って外マイとなり、守田、三角、赤坂が差して2着争いへ。2Mはバックで内に切り込んだ山田雄を先に回して、守田と三角が差してさばき、赤坂は山田雄の外を回るロスがあって後退。守田が2周1Mで先マイし、2着を確保した。平田は後続の混戦を尻目に逃走一直線。これで通算52回目、今年は4月の大村以来3度目、浜名湖では4度目となる優勝を飾った。2連単1-3、480円は2番人気、3連単1-3-4、2030円は4番人気。

平田は「今回は優勝よりも、ダービー勝率を稼ぎにきた」と、今月末に選考期間が終わるダービー出場に全力投球。「とにかく2着以上がノルマ」と初日から気合が入っていた。ドリーム戦はスタート遅れもあって5着大敗したものの、それ以外は9戦8連対とほぼ有言実行。しかも、4日目から5連勝でVロードを駆け抜けた。「博多で良かったときのペラゲージをアレンジ」して調整を続け、「調整の仕方や乗り方といろいろ収穫はあった」と満足げ。「ダービーでも表彰されるように頑張ります」と、大舞台での活躍を誓った。