ボートレース桐生

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インの鬼・西田靖が前検一番時計

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「GⅢサッポロビールカップ」がいよいよ5日に開幕する。気温26~27℃と汗ばむ陽気となった前検日は、ペラの調整に苦しむ選手が目立った。選手は口々に「回転が上がらない」と言い、早くもペラを大幅に叩く者もいた。

その典型が前検一番時計をマークしたイン屋・西田靖だ。相棒の51号機は5月の記念V機(齊藤仁)。だが、本人は「(タイムは)参考外。ペラを別物くらいに叩いた。これにエンジンがマッチしてくれれば」と、前操者とはペラの形をまるっきり変え、我流で臨む構えを見せた。

前節、驚異の伸びで話題を振りまいた22号機(末永祐輝)は、近況絶好調の石川真二の手に渡った。しかし、こちらも「自分向きの足じゃない。これじゃあレースにならない」と、イチから調整をやり直し。前節の伸びは、とりあえず頭から消去した方が良さそうだ。

気配が良かったのは岡村仁河合三弘の行き足~伸び。松村康太の出足も強め。杢野誓良小西英輝岡本大も好素性機だ。

5月以降の勝率が8.48と絶好調の地元エース・江口晃生は、前検日に限っては平凡な気配。特訓後の第一声は「現時点では並です」だが、「乗り心地が多少あるのでこれをレースに生かしたい」と余裕たっぷり。新制度、しかも当地での調整力にかけては彼の右に出る者はいない。今節も最終的には「上位」に仕上げそうだ。

ドリーム組では長岡茂一別府昌樹がまだ手探りの段階で、初日以降の調整次第となりそう。益田啓司も「今の状態でレースにいってもダメでしょう」と調整に四苦八苦だ。実力上位のレーサーが、どうやって立て直してくるかにも注目したい。

エンジンパワーランキング
【上位
なし
【中堅
河合三弘、杢野誓良、小西英輝、松村康太、岡村仁
【中堅
西田靖、江口晃生、長岡茂一、鈴木唯由、森竜也、柴田光、原田智和、伊藤雄二、宮田政勝、伊藤宏、海老澤泰行、別府昌樹、汐崎正則、金田諭、廣瀬将亨、広次修、岡祐臣、杉山裕也、渋谷明憲
【下位
石川真二、益田啓司、前川守嗣、金子拓矢