大村で2度の師弟対決

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實森美祐

現在大村で開催中のヴィーナスシリーズ。4日目が終了し、準優勝戦に進出するメンバー18人が出揃った。予選トップ通過は小野生奈で、以下、田口節子新田有理が準優勝戦1号艇を獲得した。

この予選突破したメンバーの中に、角ひとみ實森美祐がいる。二人は師弟で、順位は角が17位、實森が10位。

今節は両選手による師弟対決が2度も組まれた。2日目の9Rでは實森が3号艇で角が5号艇。結果は實森が2着で角が3着。そしてもう一戦は4日目の8Rで、角が2号艇、實森が4号艇で出走し、角が2着、實森が5着で、今度は師匠に軍配が上がった。

これまでも彼女たちの師弟対決は13回行われており(今回含む)、角6勝、實森7勝とほぼ星を分け合っている。

實森がデビューして間もない頃に角に弟子入りしたきっかけを聞いたことがある。

「デビュー戦(16年11月宮島)が角さんと一緒だったんですね。宿舎の部屋は違ったけど、部屋へ遊びに行ったんです。メッチャ緊張していたけど、お話をしてこういう人になりたいと思いました。周りの人に対して明るいし、レースがうまいですから。それから4カ月ぐらいして師匠になっていくださいとお願いしました」

28歳も年の離れた二人だが、實森の地力アップに角の存在は欠かせない。實森は現在B1級だが、新期の勝率は6.27。飛び級で初A1級昇格が視野に入っている。

二人とも準優を勝ち上がって節間3度目の直接対決は実現するだろうか。