~実況アナの穴目八目~

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2月に入り、いよいよ地区選手権開催とボートレースクラシック(総理大臣杯)出場権かけてのラストバトルが始まります。

まず、先陣を切って熱戦の火ぶたを切るのが、関東地区選手権(BOATRACE戸田)と近畿地区選手権(BOATRACEびわこ)。そこで、今回は関東地区選と近畿地区選で私・小林アナが一押しの選手を披露していきましょう。

関東地区選で推奨したいのが、群馬支部の90期・萬正嗣選手です。先月のGI宮島チャンピオンカップでは、予選で舟券に絡まなかったのがわずか1回と好調な走りを見せました。萬選手自身、初のGI予選突破を果たし、大きな一歩を踏み出すことが出来ました。

関東地区選は8年ぶりの参戦となる萬選手にとって、「ステップアップ出来るか!?」という大事なレースになります。90期といえば、石野貴之選手と吉田拡郎選手の2人が、SG覇者として大きくクローズアップされています。この2選手に少しでも近づいて、GI戦線の常連組に加わって欲しいという思いで、萬選手をお奨めします。

一方、近畿地区選で推奨したいのが、兵庫支部の97期・長岡良也選手です。今年に入って、唐津・住之江と周年レベルのGIレースに連続斡旋され、真価が問われる戦いが続いています。

昨年11月、BOATRACE三国の「テレボートカップJLC杯」では、常に主導権を握って、見事な優勝を飾った長岡選手。2期連続A1級を維持して、ここ一番の勝負強さが出せるようになってきています。唐津と住之江は、いずれも予選を突破出来なかったものの、2着・3着に粘り切る場面が目立ち、成長の跡をしっかりと見せています。

戸田とびわこは、インの1着率が高くない、多彩な決まり手が飛び出す水面です。特に人気薄になった時は、萬選手と長岡選手を舟券の一角に絡めて、高配当を狙って下さい。

最後に、関東地区選と近畿地区選のドリーム戦(12レース)について、お奨めの狙い目を紹介します。

関東地区選は、山崎智也選手の機力不安と見て、地元の2号艇・平石和男選手から4号艇・黒井達矢選手の2、3着。近畿地区選は、近況があまりリズムの良くない1号艇・松井繁選手を敢えて外し、良機良艇を手にした2号艇・今垣光太郎選手から、差しで浮上を狙う5号艇・吉田俊彦選手と6号艇・丸岡正典選手の2、3着絡みで高配当を狙ってみましょう。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。