旬レーサー 今垣光太郎(福井・53歳)

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3388今垣光太郎(福井・53歳)

1着へのこだわりを強める

生涯獲得賞金は25.5億円です。決して器用な選手ではありませんが、勝負に対する強い気持ちだけで勝ってきた選手です。前付けで1コースに固執した時期もありました。SGで活躍し始めた頃は伸び型にしていました。選手持ちプロペラの時代は、レースに行く前に三国で10枚近くのプロペラを試して、その中でベストなものを持って行っていました。3カド戦も今垣です。モーター整備に関しては、理詰めではなく、セット整備という大胆なやり方をする選手です。とにかく勝ちたいという気持ちが全ての行動のバックポーンになっています。
最近のレース傾向は、1着へのこだわりを強めています。1コースはもちろんのこと、3、4コースからでも積極的に攻めます。特に3コースの1着率が急増しているのが特徴です。年末に地元で開催されるチャレンジカップへ気持ちが入っています。

最後の炎を燃やしている途中

「今年は三国の正月戦で11連勝完全V、2月唐津で優勝できたし調子は良いです。それに11月に三国でチャレンジCがあるので、今年は勝負の年だと思っています。チャレンジCは賞金ベスト6でドリーム戦から走ってやろうっていうぐらいの気持ちだし、それぐらい高い目標を持たないと駄目だと思っています。
53歳になったけど、30代の頃はまさかこの年齢でまだSGを走れているとは思っていなかった(苦笑)。今はもう辞めるまでの"最後の炎"を燃やしている途中。例えばF3とか事故パンとかになったら、心が折れるかもしれないけど、それまでは一生懸命走ります。地元のチャレンジCまでにGIかSGを1回は優勝したい。燃え尽きるまでに大きな炎を上げたいです」

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…21回 まくり…9回 まくり差し…3回 差し…3回 抜き…4回
※出場予定…若松・GIマスターズC=4月18日~23日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。