生まれ変わってもボートレーサーになりたい/BTS土佐イベントレポート・島村隆幸

6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。8月16日は高知県香南市にあるBTS土佐で、同県出身の島村隆幸によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

ボートレーサーを目指したきっかけ

高校生の頃に、父が「ボートレーサーにならないか？」と言ってきて、そこで興味を持ったのがきっかけです。ボートレースのことは何となく知っていましたが、1度、ボートレース鳴門へ連れて行ってもらった時に、エンジン音や迫力の凄さに惹かれ、僕もレーサーになりたいなと思いました。

ボートレースの魅力

本場へ観に来ていただければ分かると思いますが、レースの魅力は、エンジン音やその迫力です。レーサー目線での魅力は、同年代の人よりも稼げるということ。また、未経験からチャレンジできるということが1番の魅力だと思います。

レース中に考えていること

ゲン担ぎやルーティンは無く、いつも通り調整して、いつも通りレースに臨んでいる感じです。熱くなって力が入っていた時もあるのですが、いつも通りやっている方が結果を残せたので、たまたまかもしれませんが、このスタイルの方が良いのではないかと思ってやっています。

ボートレーサーに向いている人

どれだけボートレーサーになりたいか、どれだけボートレースを好きかということですね。ボートレーサーになりたいという気持ち、それ1本だと言っても過言ではないと思います。また、体調管理も重要です。どこかを痛めたり、それで休む選手もいっぱいいるので、長く続けていく上では体調管理が大事になってくると思います。怪我しないように、というのが1番ですね。

ボートレーサーになっていなかったら

分からないですね。好きな事や趣味がなかったので、ボートレーサーという仕事をすぐに受け入れられたのだと思います。
生まれ変わってもボートレーサーになりたいです。

初勝利を飾ったときの気持ち

初勝利はデビューして53走目、鳴門レース場の6コース、まくり差しですね。他のボートが前にいないという、初めての景色に緊張しました。初1着は1番印象深く、今でも思い出せます。

今年も折り返しを過ぎたが、今後の目標

今年走ってきてグランプリに届きそうなぐらいのところまで来ているので、なかなかこんな機会はないですし、今年は頑張りたいです。

これからボートレーサーを目指す方へのメッセージ

高知県からは、10年間新人選手や後輩選手が出てきていないので、少し寂しいです。強い気持ちを持って、ボートレーサーになりたいという気持ちだけ持っていればなれると思うので、頑張ってください！

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