「スピード戦をとにかく見てほしい」戸敷晃美/ BTS高城イベントレポート

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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。24日は宮崎県都城市にあるBTS高城で、同県出身の戸敷晃美によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

何故レーサーになろうと思いましたか?

年齢が14歳離れている姉がいて、その姉が最初にボートレーサーを目指していたのがきっかけです。私自身はテコンドーをしていて、中学生の頃に遠征で愛知県に試合をしに行くことがありました。その時にボートレース常滑に行く機会があって、初めて生でレースを見て衝撃を受けました。

ボートレースのどこに魅力を感じましたか?

やっぱり迫力がすごくて、エンジン音がかっこ良かった。すごく感動しましたし、男子も女子も一緒に走っていたので、そこも魅力的でした。宮崎県にはレース場もないし、同級生にボートレースの存在を知っている子も全然いない。ボートの存在はフワっとあるくらいでした。

養成所時代はどのように過ごしていましたか?

テレビとかで見て、厳しいのは分かっていたので覚悟して行きました。もう、ポジティブになるしかないので「前向きに頑張ろう」と思っていました。寮から出られる外出日が月に1回あるので、天神(福岡県福岡市)とかをうろちょろしていました。養成所では甘いものもほぼないので、パンケーキを食べたりもしていましたね。幸せでした(笑)。

レーサーになって嬉しかったこと、辛かったことは?

やっぱり、初1着が嬉しかったですね。フライングも多かったんですけど、1着を取れて自信もつきました。水神祭もすごく嬉しかったし最高でした。 辛かったことはフライングで休む期間が多くて、出たいレースに出れませんでした。それこそウエスタンヤングとかも、もう7年走っていますけど、今年初めて出られました。事故がなければ「もっと早く、そういうレースに出られたな。もったいなかったな」という思いもあります。

戸敷選手の一番の持ち味や見せ所は?

まくることが好きなので、道中でも外マイで抜いたりとかが持ち味だと思っています。女子戦でしか通用しないことも多いんですけど、スピード戦をとにかく見てほしいと思います。

これからレーサーを目指す方へのメッセージ

ちょっとでも、かっこいいなと思っている人ならば1回見てほしいと思います。私の同期で成績を残している選手でも、スポーツができない人もいます。それでも全然やっていけています。気持ちは大事ですけど、ちょっとでも興味があれば一次試験を受けてみてほしいですね。生で見ると迫力も違うので、お子さんがいる方は是非、一度レース場に連れて行ってみてはいかがでしょうか。

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