舟券傾向と対策
若松はインコースの勝率上昇が他場と比べて高い。それだけに現在はこのイン舟券をどう扱うかがキーポイントにもなっている。単純にインから買うだけでは舟券収支は安定しない。買い時、見切り時をしっかりと見定めよう。

最近1年における若松のイン勝率は58.8%。全国平均の56.3%よりも高く、イン信頼度はかなり高いレース場だ。それだけにインからの舟券は売れるため、平均配当は年々下がっている。そのため、どれだけ舟券の点数を絞れるかが鍵を握っている。

全国平均と異なる点は2コースの2着率も高いこと。逃げた場合、2コースの2着が多く「①–②」という固い決着が頻発する。しかし、スポーツ報知の井上誠之記者(以下、井上記者)は「3連単は3着人気薄に注意」と言う。「2連単は本命配でも、3連単だけ好配当がある」は見逃せないポイント。

また、日別で言うと2日目はややイン信頼度が低く、イン勝負には向かない。逆に節の後半になればなるほどインからの舟券勝負は奏功しやすいはずだ。

人気薄の3着に
妙味あり!

イン逃げ出目パターンを見ると、若松ではやはり内枠勢が絡みやすくなっている。1号艇1着固定から2、3、4号艇の2・3着ボックスは出現率自体が高い。

買い目自体はかなり単純だが、年々この出目パターンが増えていることは頭に入れておきたい。コース利はやはり無視できないのだ。

ただ、このコース利は逆利用もできる。たとえば若松の「①–③–④」などは出現率が高いのに平均配当も高い。4号艇が人気薄でも枠有利に粘ってしまうということも起きる。「3連単は3着人気薄」の法則だ。逆に人気艇が外枠の場合は着外に沈むことも考慮しなければならない。いずれにしても現状では枠やコースの恩恵が大きい。