舟券傾向と対策
 全国的にインコースが強くなっているのはご存じの通り。その強さはもちろんレース場特有の特性も影響するが、番組マンが少なからずコントロールしている。その意図を読み解くことが出来れば舟券に役立つこともあるはずだ。

- 基本的なスタンスは?

基本的にはドリーム戦に乗るような選手を主体にして、優勝戦はファンの方に喜んでもらえるようなメンバーにしたいと節間考えています。 A1級を1号艇にする番組は必然的に多くなるのでインコースが強くなるのは仕方ないのですが、それでもどの枠でも勝てる可能性を残したいと思っています。

- 曜日などは意識しますか?

昔は日曜日などは意識は多少しましたけど、今は電話投票があるのでほとんど気にはしていません。例えば、今日はインを強くしようと思っても実際には斡旋されている選手次第ですしね。

- 1RのB級戦について

B級戦だからといって高配当が出るようなレースを意識はしていません。ただ、どこからでも狙えるレースという気持ちはあります。そういう意味では特に若い選手に気持ち良く走ってもらえればとも思います。

- 5Rや8Rの企画番組の考え方は?

進入固定の5Rは他場のデイレースが終わる時間なので、まずは若松に来たファンの方に当てていただきたい。買いやすさがメインでA級が乗る①②④を買えば当たるよという意図は強いです。

- 5Rのイン勝率は76%もあります

むしろ76%しかないんですか、という感じです(笑)。まだ低いと思っていますよ。

- 8Rのイン勝率は63%です

こちらは1号艇絶対というよりも1〜3号艇にA級を乗せているので三つ巴感が強いです。2日目以降は3号艇にA1級を入れることもあるので、1号艇だけが強いことはないはずです。

- 11Rが一番インが強いレースですが、意識していますか?

11Rがというよりも、12Rが実は強そうで強くないんです。予選最終日や準優日は敗者戦になるので、主力級のインにしづらいのです。そういう意味では11Rの方がインが強くなるのでしょうね。

- 番組を作る上での苦労やファンにアピールすることを教えてください

企画番組などもあって、A級が入る枠がある程度決まっているので、後はパズルを組むようになってしまう。その影響で本当に面白い番組をファンに提供できているのかなという葛藤はあります。 作る側としてはなるべく多くのファンの方に楽しんでいただきたいと思っています。売れる番組が面白いのか、面白いから売れるのかは難しいところですけど、こちらが思う面白い番組を押し付けないように気をつけたいです。若松としてはやはりどこからでも買えるレースはひとつのアピールポイントとしていきたいと思っています。