舟券傾向と対策

季節別傾向

若松は季節によって風向きの大きな変化はない。どちらかと言えば夏場は追い風基調で、冬場になると向かい風基調となる。それよりも風の強弱の方に注意したいところ。イン勝率は全国平均よりも高く、水面が一番安定する秋が最もインの信頼度が高くなる。夏場になると4コースカドが若干決まりやすくなることも覚えておきたい。春先は強い追い風になることもあり、その場合は2コースからの差し切りが狙い目となる

展示タイム

若松を含めて福岡3場は早くから自動計測を取り入れていた。そのために昔から若松の展示タイムは信頼度が高いと言われてきた。データ的にはトップ展示艇の1着率は28.0%。これは全国平均の27.4%よりも高く、トップ展示艇の信頼度は高いと言えるだろう。突出したタイムを出すようならば、外枠でも一発があるので軽視は禁物だ。高配当の使者は展示タイムにありと言ってもいい。

水面傾向

スタンドから1マークまでは41メートルで全国平均レベル。1マークは十分にマイシロが取れるため、基本的にはイン有利な水面である。ただ、海水面のため潮の流れもある。潮位差は瀬戸内海ほどではないが、2マーク後方から出入りする潮の流れがレースに影響を与えることもある。潮の流れは目で見にくいために潮回りの情報は入手しておきたい。満潮に向かう時は2マークから1マークに流れる「追い潮」となりインが有利。逆に干潮に向かう時はダッシュ勢のまくりが威力を増す。気温、潮の流れ、風向きなどの気象条件によっても予想方法は変わってくる。それぞれの傾向を頭に入れておこう。