70%にも迫るイン1着率。もはやインから買うのが当たり前のご時世になった。ただ、イン舟券は予想しやすく当たりやすい反面、配当が低くなる。買い方を知らなければ“トリガミ”になる危険性を秘める。プラス収支を出すためには、しっかりとした買い方を知らなければならない。
まずは全国のイン1着率ランキングを確認したい。大村は芦屋を0.3%だけ下回ったが、過去1年間のイン1着率は64.1%。全国平均(55.3%)をはるかに上回っている。これは1日に8レースほどがイン逃げ決着する計算。ではどうすればイン舟券で勝つことができるのか。
大村における1号艇1着時の出目の出現率、平均配当、回収率をまとめた。出現率ナンバーワンは①-②-③の8.5%。その分、平均配当はワーストの955円となるが、回収率は80%超え。出現率が高い出目は人気を集めるため、回収率が悪くなることが多い。だがある程度、買い目を絞る必要性はあるものの“悪い”数字ではない。
だが本当にオイシイ出目が存在する。それはズバリ①-⑤-③。回収率は唯一の100%超えとなる107.2%。出現率も20通り中、8位の3.0%で、平均配当も8位の3,517円。配当的にも非常に優秀と言える。もちろん回収率99.9%で2位の①-⑥-④や、95.4%で同3位の①-⑥-③も妙味があると言えなくはない。だが出現率はいずれも1%台と低い。さらに①-④-⑤、①-⑤-⑥といった2、3着の“スジ”舟券は回収率が極端に低い。特に①-④-⑤はワーストタイの42.5%。出現率、平均配当も妙味がないことを覚えておきたい。