2010年以降、7回のSGが開催されてきた大村。ここでは「大村SG」に特化したデータから、オオムラグランプリ攻略の糸口を探っていこう。
イン中心も大外が儲かる!?
まずはコース別入着率から。大村SGのインコース1着率は65.1%。一見すると高いが、大村の全グレード平均が約64%なので、SGだからと極端に上昇するわけではない。いつもの大村と同様の感覚で臨める。また3連対率が89.6%と高く、インが1着でなくても、ほとんど舟券には絡んでいる。ただ回収率は79.3%なので、インの舟券は2・3着を絞るなど工夫が必要だ。
特注は大外で、1着率が2.8%ではあるものの、回収率が驚異の108.3%。一撃狙いも悪くないかも。
決まり手は日にちを考慮
大村SGでのイン逃げ割合は61.6%。全国SGと比較しても、ほとんど差がないので、極端に“大村”を意識する必要はなさそう。ただ、予選と一般戦では逃げる割合が全く違う。予選は半分ほど逃げが決まるが、5日目と最終日になるとイン逃げラッシュ。日にちによる傾向の違いは強く意識したい。
そして優勝戦は全てイン逃げ決着。今回のグランプリにおいては、トライアル2ndの得点トップがそのまま優勝者となる可能性が高く、見ごたえあるトライアルになりそうだ。
3ケタよりも狙える万舟券
いつもの大村ならば、3連単の3ケタ配当は約25%出現する。しかし実力が拮抗し、人気が分散するSGではさすがに3ケタ配当の割合は14.4%とぐっと下がる。その分、1,000円~2,990円の割合が高い。また万舟券も18.5%と高く、狙える高配当も多く飛び出しそうだ。
平均配当は7,894円と高く、本命でアツイ勝負よりも、穴を手広く狙う方が傾向的には正しい。特に一発勝負のトライアルは好配当が出やすい。