舟券傾向と対策
イン天国の大村だが、何でもかんでもインから狙っていいというわけではない。
レースによってインの信頼度、1着率は大きく変化する。レース毎の傾向を知ることで、 おのずと舟券の狙い方が分かってくる。
レース別のイン1着率、回収率、万舟出現率を比較すると、明らかな違いが浮き彫りになってくる。オープニングの1Rこそイン1着率は60%を超えるが、そこから下降。3Rではわずか44.5%しかなく、5Rまで50%台が続く。つまり、日が落ちる前の前半レースは決して“堅くない”のだ。2・5Rの万舟出現率はトップの22.8%。むしろ穴党の出番と言える。
 インが“反撃”に出るのは、日が落ちて気温が下がり始める6R以降。6Rで60%超えに回復すると、70%台に突入。そして11Rは「最高」の82.5%。つまり大村のイン戦で最も堅いのは11Rというわけだ。しかもイン回収率は100%超えこそ1Rのみだが、概ね75%を超える数字。つまり買い方さえ間違わなければ、インからでも十分に儲けることができるということだ。
 メインカードが並ぶ12Rを分析してみる。10、11Rには劣るが、イン1着率は68.8%と高勝率。回収率も75%超えと及第点。出現率の最も高い出目①-②-④なら回収率は90%を超える。
 ただ、忘れてはならないのが3コース1着率。インに次ぐ11.7%の高さで、回収率は唯一90%を超えてトップ。平均配当も高く、イン以外からの勝負もできるレースとなっている。