枠番の利が大きい大村であっても、エンジン力が最後に勝敗を分けることが実に多い。
特に2、3着争いでは大きな差が出るため、好モーターはしっかりと覚えておこう。
2021年7月1日に初おろしされた現行エンジンは8カ月以上経過しており、機力相場はかなり固まっている。
項目別の注目エンジンをピックアップしたので参考にしてほしい。最もベーシックな機力判定である2連対率では72号機がトップ評価。2連対率は48.8%(2月15日現在)と破格の数字を示しており、山田哲也が周年Vを果たした1基だ。全体的にパワー上位で誰が乗っても崩れない。17号機も同様にパワフルな動きを見せている。
平均展示タイム部門、主に伸び特化と言われるエンジンは穴も出しやすいエンジンとして覚えておきたい。初おろしから圧倒的な伸びを示しているのが57号機。外からの一発もあり、人気薄になっている時は狙い目。それだけに回収率も93.5%と高い。次いで29号機も伸び仕様で狙える1基。1着率が高いので頭勝負が面白い。
回収率では47号機がお勧め。回収率が高いということはエンジン勝率以上にパワーがあるという裏付けにもなっており、特にB級選手が乗った時が妙味。道中戦に強いこともありヒモ狙いもありだ。
逆に低勝率機を覚えておくことも重要。A級が乗っても苦戦することが多いので、人気を被るようなら思い切って切りもある。
大村は好ボートを引いた選手が活躍するシーンが目立つ。良いエンジンを引いてもボートが悪いとそのパワーをうまく発揮できないことがある。木製なので実際にはかなり個体差があり、主に乗りやすさや舟の向きなどに影響すると言われる。
24号艇は2連対率46.7%、5優出2優勝と抜群の成績を誇っている。もちろん、エンジンがあってのことだが、好エンジンとセットならば確実に出ると思った方が良い。ボート勝率が注目されることは少ないので、初日などは狙い目になってくるだろう。