イン舟券は当てやすいが、その反面、プラス収支を出すことはそう簡単ではない。
プラスに持っていくためにも、大村の特性を細部まで知ることが大切で、
さらに買い目を絞ることが求められる。
大村の逃げ舟券で、最も特徴的なことは「①-③」が多いこと。裏を返せば「①-②」はそれほど来ないということだ。左表を見れば分かるのだが、「①-②」の出現率は全国で8位の20.8%。
上位と言えなくもないが、これだけのイン水面でありながら、「①-②」の決定率が8位というのは低い数字と言わざるを得ない。対して、「①-③」は全国1位の出現率を誇っている。オッズなどを考慮すると、この「①-③」をいかに効率良く当てられるかが舟券のキーポイントになってくる。
これは条件によってもだいぶ変わってくる。例えば、最もイン信頼度が高いのは準優勝戦で、そのイン勝率は80.9%と破格の数字を記録している。しかし、準優に限っては圧倒的に「①-②」が決まる。これは予選順位から枠番が振られるため、エンジン気配が如実に表れていると思われる。
しかし、優勝戦になると「①-③」の頻度が格段にあがる。これは準優ほど2号艇と3号艇に機力差がないためと思われる。また、優勝一発勝負に出る選手が多いため、思い切った攻めが奏功したり、逆に大きなミスに繋がったりもするために「①-③」の頻度が上がってくるわけだ。いずれにしても優勝戦の「①-③」の回収率は140%もあるので、意識して狙う手もあるだろう。