舟券傾向と対策

[優勝戦]
イン VS 4コースの構図

 優勝戦におけるイン1着率は70.6%で、ポールポジションを手にした選手の信頼度は高いと言える。仮に敗れたとしても3連対率は85%を超え、1号艇を外した舟券は考えにくいことが分かる。注目は4コース。1着率はインに次ぐ14.7%と高く、「インVS4コース」の一騎打ちムードと言っても過言ではない。決まり手も見ても、逃げの次にまくりが幅を利かせている。回収率もトップの114.1%と超優秀だ。

 逆に2コースの1着率はたったの2.9%で、回収率もわずか6.6%。つまり2コースに妙味は全くなく、むしろ真っ先に見切る対象と見ていいだろう。6コースに関しては過去1年間で優勝なし。2連対率も2.9%しかなく、かなり厳しい戦いを強いられている。

[準優勝戦]
差しが有効な本命基調

 準優勝戦は、優勝戦とは全く異なる傾向を見せている。イン1着率が72.3%と高いところは変わらないが、注目すべき点は2コース。1着率が12.9%と高く、これは3コースの約2倍。コース利が大きく表れている。それは決まり手にも顕著に現れており、差しはまくりを抑えての2位となっている。

 配当面でも万舟出現率はわずか10%ほど。優勝戦よりも「堅い」と言わざるを得ない。ちなみに優勝戦同様、6コースからの1着はなく、2連対率も1.0%と苦戦している。