舟券傾向と対策
児島の風は夏場は向かい風が多く、冬場は追い風基調となる。風向きや風速によってレース傾向は一変するので舟券予想をするうえでは無視できない情報だ。追い風、向かい風、風速別の特徴を頭に入れておき、当日の情報を元に舟券推理を始めよう。
風向きと風速の関係でレース傾向は変わってくる。風速2メートル以下の微風ならインコースは強い。追い風、向かい風に関わらず安定して強さを発揮できるコンディションである。追い風の方がインはやや強く、2コースの差しが決まりやすい。一方の向かい風ではセンターの3・4コースが追い風の時よりも決まりやすい。配当面では追い風2メートル以下が最も低配当が出やすい。

 風速が3メートルを超えてくるとガラリと傾向が変わってくる。特に注意したいのは追い風の時。2メートル以下ではイン勝率が68.5%もあるのに対して、3メートル以上になると一気に50.5%まで勝率を下げる。イン艇の先マイは回ってから大きく流れてしまうことが多くなるからだ。配当が最も荒れるのはこの追い風3メートル以上の時。万舟率は21.6%と最も高い。

 向かい風3メートル以上でイン勝率は60%を切る。この風ではカド4コースのまくりが最も決まる。4コース勝率自体は10.4%と追い風時の13.3%より低いが、4コースのまくり限定とすると向かい風の時が一番決まりやすい。