舟券傾向と対策
イン勝率が高い児島とはいえ、それは1〜12Rの平均の数字であり、レース番号別に見るとかなりの差が出てくる。イン主体の企画番組を組んでいる影響もあって、その前後のレースはインが弱い番組も存在する。例えば、6Rは昼得クラリス戦で1・2・3号艇にA級を組む番組で、当然イン勝率が67.8%と高いが、そのひとつ後の7Rは45.0%とガクンと勝率を落とす。しかし、弱いインになりがちな7Rだが、イン回収率は103.4%と実は狙い目。
 同様に進入固定戦9R後の10Rもイン勝率は下がるが、回収率は103.4%もある。インの強さよりも重要なのは回収率で、長い目で見ればインから勝ちやすいのは、イン勝率が低いレースと言ってもいい。もうひとつ言えることは児島のイン回収率は総じてどのレースも高い。全レース平均で85.2%と優秀なのだ。

12Rの傾向

1R以外で最もインが強いのは12R。人気の1号艇が逃げる番組をしっかり組んでくる。2、3着も本命どころが来やすく、平均配当は5,691円と全レース中で最も安い。3桁配当は実に37.7%。3,000円未満の配当率は60%を超えてくる完全な本命番組だ。
 ほとんど荒れないメインレースで狙いの出目はズバリ①–②–⑥。①–②–③は出現率こそ高いが回収率が低い。その点、①–②–⑥は回収率が247.7%と人気の盲点になっている。出現率が6.3%もあるなら狙う価値はある。