
基本的には追い風水面と言われるからつだが、実は1日の中で風向がコロコロ変わっている。右の折れ線グラフを見ると、前半は「向かい」、後半は「追い」になることがほとんど。早朝の1Rは約半分向かい風が吹くが、徐々に向きを変え、12Rでは約6割が追い風となる。
昨年(for2023)との違いでは、右横風の割合が一定数あり、レース傾向に微妙な変化を加えている。舟券作戦を立てる時には、必ず風向・風速をチェックしよう。



追い風はセオリー通り差しが強い。加えて風向別ではインが最も弱い状況になるので、波乱の可能性を秘めている。
風が吹けば吹くほどイン勝率が下がり、その分2コースの1着率がアップする。5m以上の強風になると20%を超え、面白いように差しが届くようになる。
興味深いのは3コースで、全ての風速で14%をキープしている。追い風での3コースまくりが決まるのは、最近のトレンドでもあるので、常に気を配っておきたい。





向かい風が吹くとまくり率がアップするのはセオリー通り。それと同様にイン戦信頼度もグッと上昇する。通常、風が吹けば吹くほどインは弱くなるはずだが、当地では 不思議と逆。5m以上の強風時が最もインが強く、回収率も100%を超える。
一方、まくりに関しては4~6コースのダッシュ勢が台頭するのではなく、3コースが軸。特に出現頻度が高い風速3~4mでは、3コースの回収率が跳ね上がるので、期待を込めて狙い続けたい。





スタンド側から吹く右横風の出現頻度は、全体の2割程度を占める。なお左横風や無風はほとんど出現しない。
横風はスタートよりも旋回に影響を及ぼす。一般的に右横風はインが流れて差し優勢となるが、当地の場合は逃げはそこそこに、まくり差しの決定率が大幅アップする。まくりや差しにはそれほど有利には働かないようだ。
まくり差し有利という流れなので、やはり5コースの存在感が増す。風速3~4mだと9.9%という1着率で、しばしば高配当を提供する。



