舟券傾向と対策
イン1着率は年々上昇し、60%時代に突入している。蒲郡も例外ではない。今や舟券はインから買うのが主流。だがいくらインが強いと言っても、買い方を知らなければ大損につながる。ここではインの買い方をレクチャーする。
 下の表は、全国のイン1着率ランキング。最近1年における蒲郡のイン1着率は56.0%。これは全国平均の56.4%とほぼ同じ数字だ。全国トップの大村や徳山ほどではないが、“イン最弱”の戸田と比べると10%以上も高く、1日で6〜7レースはインが勝つ計算だ。ということは舟券も、インが勝つレースを購入する機会が多いということだ。

 とはいえ、蒲郡でインから買って大きく儲けようとするのは簡単ではない。左表は1号艇1着時の出目と回収率だが、回収率が100%を超えるのは①‐⑤‐②のひとつだけ。出現率の高い出目や人気どころでは、回収率はそれほど期待できない。ということは、買い目を大幅に絞ることが要求される。

 では相手は誰か。4ページでも触れたが、インが1着の場合、相手は2・3号艇に集中。実質的には3着争いが焦点になる。単純に買うと、1号艇1着固定の2、3、4号艇の2・3着ボックスが出現率が高く、当たりやすい。コース利は無視できないということだ。

 ただ、回収率を踏まえるなら、狙いは「①‐全‐②」と「①‐全‐⑥」。出現率はやや下がるが、平均配当が高めで、回収率はいずれも70%超えている。