舟券傾向と対策
イン全盛の時代とはいえ、蒲郡は広大な高速水面を生かしたダッシュ勢の全速攻撃も魅力のひとつ。 そこで全国コース別1着率ランキングを元に、傾向を把握する。

インVS4カドの構図

 下表は4〜6コース1着率の全国ランキングを示したもの。蒲郡の4コース1着率11.9%は3位タイにランクイン。6日節だと平均8.6本決まる計算。7.9%で最下位の徳山(平均5.6本)と比べると一目瞭然だ。注目すべき点は、イン受難と言われる平和島と肩を並べているということ。蒲郡は決してイン受難ではないが、水面レイアウトの構造上、全国有数の4カド水面ということを覚えておきたい。

 4コースが利くということは、展開が向く5・6コースの出番もあるということ。当地5コース1着率は6.0%で7位、6コース1着率は1.7%で8位タイ。出現頻度は多くないが、いずれも平均を上回っている。
 上記でインvs4カドの構図を示したが、この2つが両立することは意外と少ない。左表は1着コース別の2着コース比率を表したもの。インが1着の場合、相手は2・3コースが約60%を占める。4コースも22.8%と上々だが、インの相手は基本的に枠番有利と言える。

 一方、4コースが1着の場合は明白。相手は1・5コースで約57%。まくり差しなら④-①、まくりなら④-⑤という王道の出目になるということだ。