舟券傾向と対策
それぞれのタイムの計測位置を表1に示した。勘違いしがちなのが「直線タイム」。このタイムはターンの出口やターン後の立ち上がりの足を示すもの。選手コメントなどで「直線がいい」は、伸びに関するものなので、混同しないように注意したい。

まわり足タイム1位は舟券に絡む

 まわり足タイムは周回展示を行う順番(1〜6号艇の順)の影響が大きく、引き波がない1号艇が1位になりやすい。だからこそ2〜6号艇が1位になった時は特注で、3連対率はハイアベレージを誇る。舟券作戦には欠かせない存在と言える。

1周タイム1位の4・5号艇を狙う

 1周タイムはどの艇番でも1位になると、そのコース別成績を上回る。1位の時点で“買い”だが、特筆すべきは4・5号艇。4号艇が1位の時、2連対率は50.0%、3連対率は75.0%と高い。つまり2着と3着の均等買いがオススメとなる。さらに分かりやすいのが5号艇。1着率はゼロだが、3連対率は50.0%もある。つまり5号艇が1位の場合、3着付けを厚めに、2着を少々押さえるという買い方が有効だ。

4号艇の直線タイム1位は信頼度アップ

 まず直線タイム。1号艇で直線タイムが1位だった場合、1着率は73.7%と信頼度は十分。だが逆に6位だった場合の1着率は48.4%まで急落。1号艇で直線タイムが悪い選手は過信禁物だ。注目は4号艇。1位時の1着率は18.4%と、年間の1着率(10.7%)を大きく上回っている。直線タイム1位の時の4号艇狙いは激熱だ。