舟券傾向と対策
福岡は8月にSGメモリアル、10月にGI周年の開催が控えている。一般戦とは異なり、実力者がズラリと勢ぞろいする特別戦。全国平均と比べることで、その傾向をしっかりと把握し、来たるべきビッグレースに備えたい。
上表は過去3年間に行われたSG·GIのコース別成績だが、福岡のイン1着率は全国平均よりも約5%低いことが分かる。記念レースは通常、一般戦よりもイン1率が上がるが、福岡水面では記念レースだからと言って、評価を上げる必要はないということだ。
代わって勢力を増しているのが2コース。こちらは逆に全国平均よりも5.5%も上昇。何より回収率も100%を超える。
配当面ではインがやや弱いこともあり、全国平均よりも3ケタ配当は少なく、万舟出現率が20%を超える。平均配当も上がるため、普段より妙味ある配当が取れる公算は大だ。決まり手では、逃げに代わってまくり·差しが上昇しているが、まくり差しは減少。これは1マークに発生するうねりの影響がありそうで、 まくり差しに構えると大きく流れて入りきれないシーンを多々見かける。また、難水面らしく、道中の「抜き」が多いことも押さえておきたい。