舟券傾向と対策
全国屈指の難水面と言われる所以は、1マークに発生する「うねり」。
走り慣れた地元選手でも得手不得手が分かれるが、その水面を得意とする選手もいる。好相性の選手を押さえておけば、おのずと舟券勝率も上がるはずだ。
福岡を得意にすると言っても、ただ単に勝率を残している選手ではなく、福岡勝率と全国勝率の差がより大きい選手を好相性と判断。GI ·SGでは寺田祥 が+1.55と圧倒的な強さを見せている。 記念タイトルこそ持っていないが、21年 のクラシックでは予選をトップ通過(準優3着)、昨年のダイヤモンドカップでも優出を果たしている。
吉川元浩は近況こそ目立たないが、20年の67周年Vを含め、通算ではSG4優出2V、GI3優出で2Vと実績は断トツだ。
一般戦でのA級は、石丸海渡が圧巻の成績。勝率差もさることながら、1着率は驚異の51.1%を残している。赤羽克也も優勝こそないが、直近4節で3優出と当地巧者ぶりを発揮。高岡竜也、松江秀徳、大久保信一郎もA1級とみなしていい。
女子選手では大山千広、西橋奈未の1着率の高さが際立つが、注目したいのはB1級の山本梨菜、真子奈津実、水口由紀。1着率は低いが勝率はA2級並み。うねり水面を乗りこなしての2·3着取りの巧さが光るという表れだろう。