舟券傾向と対策
福岡は対岸後方が海に面しているため、風向きや風速は年間を通して安定しない。
ただ基本的な傾向とパターンを押さえておけば、舟券作戦への大きなアドバンテージになる。

風向別コース別成績

スタンド側からの対岸、水面バック後方には博多湾が広がり、1マーク側は那珂川の河口に位置するため、1日の中でも海風を巻き込んだ変則的な風向きになることもある。
年間を通して最も多いのは左横風。この基本バターンに加え、春から夏にかけては追い気味、秋から冬にかけては向かい風が交じる。左横風時はイン戦に安定感があり、配当面でも3ケタ・1,000円台の合算が唯一、50%を超える。逆に万舟出現率は右横風と並んでワーストタイ。つまりインから勝負できる風、ということになる。インが最も強くなるのは向かい風で1着率は59.9%。そして意外にも4コース1着率はワーストの7.4%。「向かい風=カドまくり」という構図は、福岡では全く当てはまらない。そしてイン最弱は追い風時で50.6%。2·4コースの1着率が上昇していることから、典型的な差し水面だということが分かる。ただ、注意しなければならないのが配当面。3ケタ配当は最も高い25.3%だが、同時に万舟券も最高の14.6%となっている。つまり追い風時は「本命or穴」と二極化していると言える。

配当分布